夏の間は人はどうしても皮脂の分泌が盛んになり、結果、時計やジュエリーに沢山の皮脂汚れが付きます。
勿論、全ての季節でつきますが、夏なのでいつも以上についてしまいやすいのです。
そんな汚れをほおっておくと…実はひどい異臭がし始めること、また革ベルトだと痛みが激しくなること、ご存知でしょうか。
例えばこちらのネックレス
使用頻度により差はありますが、皮脂の汚れはどうしてもついていまい、金の輝きが少し褪せた感じです。
これをお手入れすると…
こんな感じに!明らかに色味が違います。
また時計も同じく
長年お手入れをしてこなかった金属のベルト部分の留め金部分ですが、接写レンズで撮ると思わず悲鳴をあげたくなるような…こんな感じ!
これもお手入れをすることで…
同じ時計の同じ部分です。輝きがこんなにも変わります。
これらはどうやったかというと…
お店ではこのような超音波で洗える機械で洗っています。(写真は文字盤部分を取り外して洗っています)
水に入れると何やら黒くもわーっとでてきて…
…水が黒くなった分だけ、汚れが落ちている、ということです。
即ち、これだけ汚れがついていたということです・・・ぞ、ぞっとしますね。
とはいえ、超音波洗浄機が家にあるっていう人は少ないでしょうし、また素材によっては利用することができないものもあります。
そこで!ご家庭でできる簡単お手入れ方法を伝授!
1.ボールに水を入れ、食器用洗剤(中性洗剤)を2~3滴いれます。
2.その中で、歯ブラシなどで優しくブラッシングします。汚れてそうなところは念入りに。
3.真水の入ったボールで、振るい洗いをします。
4.柔らかい布でしっかり水けを取りましょう。
なおこのお手入れをする際には注意点があります。
◎必ずボールなどの中で洗ってください。
宝石や部品等が付いたリング等のジュエリーは、爪が緩んでいると石が外れる場合がございます。
洗面台か流し台で、受けるものがない状態で直接洗った場合、排水溝に流れて行ってしまいかねません。
万が一に備え、必ずボールなど受けるものの中で洗ってください。
なお、万が一外れてしまった場合は、その石をもってお近くの宝石店へご相談くださいね。
もちろん桜産業でもご相談を承っております。
◎時計本体部分を水につけないように注意してください。
機械部分を水につけると壊れる場合があります。
逆に、時計の本体部分を水につけなければ金属ベルトの時計は上記の方法でお手入れが可能です。
◎革ベルトの方は汗をかいたらこまめにふき取るようにしましょう。
そろそろ時計も衣替えを始める季節。
来年気持ちよく使えるように、また衣替えしなくても冬を見据えて、ジュエリーや時計のベルトをさっぱりさせてみませんか。