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《3月の誕生石その2》コーラル(珊瑚)つづき

水深約100m、光も届かない深い海の底で密かに長い年月をかけて形作られる珊瑚。
3月の誕生石でもある珊瑚は約5000年も前から装飾品は勿論、薬品などとしても使用されてきました。
植物の一種と思われがちですが、実は珊瑚は動物です。

《3月の誕生石その2》コーラル(珊瑚)の続きで今日は様々な珊瑚のご紹介。

一口で『珊瑚』といってもざっくりと色で分けても大きく3つの色味に分かれます。

 

 

《白珊瑚》
西洋ではローマ時代から珊瑚がお守りとして愛用されていた歴史があり、イタリアでは船乗りの航海安全のお守りとされていました。
鉱物にはない優しい色合いをもち、身につける人の表情を穏やかに見せるやわらかなトーンの白い色味です。

 

《ピンク珊瑚》
「エンジェルスキン」と呼ばれるのは、最も珊瑚らしいコーラルピンクのグラデーション。
「天使の肌」の名にふさわしい優しい色合いで、白に近い淡いピンクから、オレンジに近い鮮やかな桃色まで、無数のカラーバリエーションがあり、それぞれが1点ものと言ってもいいほどの微妙な色合いです。
白や赤など多様な色味のサンゴがありますが、特にベビーピンクの珊瑚は日本人の肌へのなじみが良いです。

 

 

《赤珊瑚》
中でも血赤珊瑚は文字通り血のように赤い色をしています。
アメリカではオックスブラッド(雄牛の血)と呼ばれ、ギリシア神話ではメドゥーサの血の雫と言われていました。
その血の色のため、イタリアでは安産のお守りとして愛用されていたようです。

日本はサンゴ礁の分布を見ると世界的には北限近くにあたりますが、その品質は世界中で認められており、高知県土佐沖で良質な血赤珊瑚が採れるため、ヨーロッパでは赤珊瑚のことを「トサ」とも呼ぶそうですよ。

 

一口で「珊瑚」といってもこれだけたくさんの色味があり、更によく見ると一つ一つ少しずつ色あいが違っていますね。

 

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2018年03月08日 | , ,


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